エンジョイ-ペットライフ.com > 生殖器の病気 > 精巣の腫瘍(せいそうのしゅよう)
生殖器の病気精巣の腫瘍(せいそうのしゅよう)
■メスのように乳がふくらむこともある
精巣(せいそう)の腫瘍(しゅよう)は、人間よりも発生率が高く、犬には多く見られます。
腫瘍細胞の増殖によって精巣がふくれ上がることもあり、ほとんどは良性ですが、まれに他の臓器に転移することもあります。
<症状>
犬の精巣の腫瘍には、精上皮腫(せいじょうひしゅ)、セルトリ細胞腫、間質細胞腫がある。
精上皮腫は、明るい色の腫瘍で、左右の精巣の両方にできることもある。
セルトリ細胞腫は、精巣全体に腫瘍細胞が広がり、精巣がふくれ上がる。
この病気になると、腫瘍細胞は女性ホルモンを分泌するので、メスのように乳腺が大きくなったり、お腹の部分が脱毛したりする。
間質細胞腫は、老犬によくできる腫瘍で、小さいため見落とされがちである。
この腫瘍ができると、女性ホルモンが分泌されるので、やはりメス化が見られる。
<原因>
はっきりとした原因はわかっていない。しかし、犬に精巣の腫瘍が多いのは、精巣(睾丸)が正しい場所にない、睾丸停滞(こうがんていたい)という病気が多いためと考えられている。
精巣は胎児のときに腎臓のすぐ後ろにできるが、出生が近づくにつれて体の後部に移動して行き、生後1ヶ月では肛門に近い陰嚢(いんのう)内に入る。
しかし、中には途中の経路で、精巣が止まってしまうことがある。
これが睾丸停滞(こうがんていたい)である。