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ペットの歴史犬種の始まり
犬の交配
最初は野生の犬を飼い馴らし、生まれた仔犬の中から望む性質を持ったものだけを残すという方法をとっていた人間ですが、徐々に犬のの個別の性格や性質の違いを比較して、より飼いやすい、より人間の役に立ってくれる犬を求めて、交配にかかわるようになりました。
初期 (原始時代) の犬を飼い始めた頃の人間が重要視したのは、優秀な番犬となるために必要な、異変に敏感に反応してよく吠える性質で、後に牧畜を行うようになってからは人間に馴れやすい犬や、従順で熱心に作業を行うといった性質も重要視されるようになりました。
自分の望む性質を持った犬同士を選んで交配し、産まれた仔犬の中から優秀な性質を持つ仔犬を選んで残すという方法で、新たな犬種を作り出していきました。
その後人間の生活がある程度安定し、国が生まれ文明が発展し、人間に職業というものがうまれてくると、犬の役割も飼い主の職業に応じて専門化・細分化が進みました。
王や裕福な者は、自分の身や財産を守ってくれる優秀な番犬を求め、牧畜を専門に行う者は、不審者や外敵に対して強く反応する縄張り意識の強さや家畜を追って走り回るスタミナと確実に自分の指示に従う従順さを持ったイヌを求め、狩猟を行う者は、獲物を確実に発見してくれる優れた嗅覚や獲物を前にして尻込みすることのないガッツを持ったイヌを求めるようになったわけで、それぞれ自分達の望む性質を持ったイヌを選んで積極的に交配に関わるようになりました。
このことによってただ単にイヌとひとまとめにされていたイヌが、その役割によって『番犬』 『牧畜犬』 『猟犬』 と大きく分化され、現在まで続いています。